素材の魅力を活かす

　木や土などの自然素材は、その種類や使い方によって様々な魅力を持っています。
木は樹種によって堅い木もあればやわらかい木もあり、個性を持っています。その個性をどう生かすか・・・それは、つくり手・住まい手の楽しみでもあります。
　また、木は強くもあり弱くもあります。木の弱点を受け入れ、ムリに現代の技術で矯正せずに、自然のリズムにあったつくり方、暮らし方を考える必要があります。

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先人の知恵を未来につなげる

　先人は、私たちに多くのものを残してくれました。身の回りで手に入る材料を巧みに使う技術。自然と共に暮らす知恵。それらが形となった、民家や町家。捨ててしまうのは簡単ですが、そこから学ぶことは多いはずです。
　受け継いだ宝に「今」を積み重ねて、未来につなげていきます。

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地域の個性・環境を活かす

　その土地の風土や歴史を読み解くことは、建築には欠かせません。建物の内と外との関係性だけでなく、地域との関係性も考えていきます。
　使う材料や建てるプロセスも大事にしながら、それを建てることで「まち」や「むら」に良い刺激を与えることを目指します。

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